母の入院面談で実家に帰省

日記

10日ほど前に父から電話があり(父は性格上、ほとんど電話してこない)、母の介護が今後できなくなるかもしれないので、それに備えていつでも入院できるよう卵巣がんの診断を受けた病院から紹介があった病院の面談をするつもり。ただ、その病院から、息子さんも同席してくれと言われたので都合をつけてくれないか?

そういった内容だった。

まだ1月の仕事の予定が決まっていなかったので、じゃあ1月でいいかというと、急いでいる様子。
それならということで、急遽仕事を休んで日帰りで帰省することとなりました。

私も母が卵巣がんということで、様子を見たかったし、認知症のこともあるので今回の突然の帰省は両親と会ういい機会だと思いました。

行きの新幹線で上野から大宮はつばさで、大宮から長野はかがやきで行ったのですが、大宮の次がなんと長野!さらにその次は富山!!
このショートカットにびっくりしました。ちなみに終点は敦賀でした。

病院で朝待ち合わせると、父はすでに待合室で待っていました。
相変らず耳の難聴がひどいなと感じました。

ほどなくして医師と面談

母が同席していないため、事前に母のケアマネジャーさんからの情報などをもとに今後のことなどについて話がありました。

繰り返し言われたのは、このような在宅で高齢のがん患者の場合、一般的には食が細くなり体力が減り、体が動かなくなりさらに体力が落ちてなくなるケースが多いが、なかには、トイレや浴室で急変することもある。その可能性は6%ぐらい。
もしそういったことが起こった場合、救急車は呼ばず、担当のケアマネの先生に電話してほしい。救急は延命措置優先で行うが、私はそれは患者の苦しみを長引かせることと思うのでお勧めしない。

内容は大体のところこういうことだったと思います。

聞いていてちょっと驚いたが、なるほどとも思いました。

以前から母は、自分はもう十分生きたし思い残すこともないと言っていたのを思い出したのもあるのかも。

実は父は母ががんであることは本人には伏せている。
だから、病院の面談の後、私は実家に行かない方がよいのかな?とその可能性も考えていた。
しかし、終わった後で父が実家に行こうといったので、それならと行くこととなった。

相変らず父から食事をしないと聞いていたので、母の体調が心配であったが、会った印象は以前と変わらない、でありました。

顔もふっくらして耳も歯も丈夫。
ただ認知症があるのでときおりつじつまが合わないこともあった。
そして、何度も、迷惑をかけてすまないと謝るのがなんとも複雑でありました。

途中、なぜかきっかけはわからないけれど、いきなり涙があふれそうになり、涙が流れるのを悟られないように話すということもあった。

今から思うと、私のちょっとした異変に気付かないほど認知症が進んでいたのかもと思いました。
いっしょにいる間、終始左右の指を小刻みにまるでピアノの鍵盤を弾くように動かしていました。

病院に行く前に父が母に握った小さいおにぎり。
それを病院から戻ったら食べていたのを父が気づいて喜んでいました。

2時間もすると、もう一緒にいることがつらくなる自分がいて、実家を後にすることにしました。
その際、私は二度母の手を握りました。
なんだか、これが最後になるかも。そんな不安がよぎったからでした。
最初は部屋を出るとき。そして玄関で靴を履こうとする直前にもう一回と思って母の手を握りました。

母の手はふっくらして温かく、まるで母の両親を表しているかのように感じました。


今から思うと、あの時、母は、私が帰るという認識があったのだろうか?それほど心に乱れがなくニコニコしながら私が手を握るのに任せていたように思います。

そうであったなら、逆に私には幸いな気がします。

家を出た後は、善光寺に行って来年のカレンダーを買おうと予定していたので足をそちらに向けて歩き始めました。

とちゅう、良く買う酒饅頭の店の前に行き、酒饅頭がまだ売り切れていないのを確認して自宅用に4個購入しました。

1個200円。
いい値段だなと思いました。

長野駅に着いた時も思ったのですが、あと年末という時期もあるのか、いたるところで外国人とすれ違いました。

円安の影響もあるのでしょうね。

善光寺までは30分ほど

善光寺ではお参りのお賽銭がいくらがよいかチャットGPTに聞いたら、5円、100円がよくて500円とか1000円とか高いのは逆に良くないなんて出てへぇ~と思いました。

両親と家族の健康をお願いし、自分は目標に向けて頑張ることを誓い後にしました。

途中、新しくスタバが出来ていてびっくり。

門前町仕様な店構えだと思いました。

東京の寒いが長野はもっと寒いと覚悟していましたが、気温は6度、確かに日中の気温としては東京より寒い。でも風がないのと天気が良いせいか丁度良い気温に感じて快適でした。

実家を出た後、途中でスマホでかえりの電車の指定席を予約。便利な世の中ですね。

余裕を見たつもりが気づくともうぎりぎり。
ちょっと歩くスピードを速めて駅に着きました。

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